G20での仮想通貨の規制は回避?FSB(金融安定理事会)の見解

G20での仮想通貨の規制は回避?FSB(金融安定理事会)の見解

最近、G20で仮想通貨に対する大幅な規制が提議されるとの報道が相次ぎビットコインの価格を始め相場全体の価格が下落していましたが、今朝一転して規制案は示されるものの、現在は既存の金融にとっての脅威ではなく、継続的な監視がされるのみとの報道があり、これに相場は好感したのか価格が反発し上昇を見せています。

FSB(金融安定理事会)の評価

ロイターをはじめとして今回の報道の発端はFSBの見解をソースとする内容が大きく掲載されています。ではG20グループの金融規制当局でもあるこのFSBと言う団体はどういった組織なのでしょうか。

金融安定理事会(FSB、Financial Stability Board)は、1999年(平成11年)に設立された金融安定化フォーラム(FSF、Financial Stability Forum)を前身とし、FSFを強化・拡大するかたちで2009年(平成21年)4月に設立されました。

金融安定理事会には、2017年(平成29年)末時点で、主要25か国・地域の中央銀行、金融監督当局、財務省、主要な基準策定主体、IMF(国際通貨基金)、世界銀行、BIS(国際決済銀行)、OECD(経済協力開発機構)等の代表が参加しています(事務局はBISに設置)。

引用:日本銀行「金融安定理事会(FSB)とは何ですか?」

そしてソースとして引用されているFSBの公式ページには暗号通貨に対して以下の記述があります。

FSBの評価は、現在のところ、仮想通貨が世界の財政安定性にリスクをもたらすものではないということです。しかし、市場は急速に発展し続けており、仮想通貨が規制された金融システムの根幹と幅広く使用されたり、相互接続されるようになれば、この評価が変わる可能性があります。
引用:FSB「Chair sets out FSB priorities for the Argentine G20 Presidency」

これによると、仮想通貨の市場規模はまだまだ小さく、取るに足らないものであり、全議長が取り組むほどそこまで重大な問題ではないよ、と言う事でしょうか。

後半のパラグラフでは仮想通貨の可能性についても認める内容となっており、ある意味ではポジティブに評価されているとも言えそうです。もちろん、マネーロンダリングなどの問題が付きまとうのでこの点の解消は急務だとしても、ブロックチェーンの技術は金融界にとっても興味深い分野である事が伺えます。

ビットコインの価格が急上昇

この報道を受けて安心感からか、ビットコインの価格が反発、一気に価格を戻しつつあります。

但し、まだG20が始まってもいない状況ですので、今後悪材料と一部FUDも出回りそうですので、警戒だけはしておく必要があるのではないでしょうか。

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