コインチェックの盗難事件から考えるDEXの有効性

コインチェックからNEMが盗られた事件(GOX)は改めて中央管理の脆弱性を浮き彫りにしました。要はコインチェック(中央)で一元管理を行うと、コインチェック社が手を抜いてガバガバのセキュリティ状態にしておくと、顧客全員の資産が危険にさらされるという事です。

元々ブロックチェーン技術の有効性は分散型にあり、中央に集約するとやっぱり駄目じゃないかという皮肉な結果になりました。

とはいえ、取引所が無いと取引できないと考えられる方も多いと思うのですが、実は今回ご紹介するDEX(分散型取引所)という物が既にあります。これが普及し一般化すれば取引所の役目は不要になると言われています。今回はそのDEXをご紹介します。

DEX(デックス:分散型取引所)

DEXはそもそも取引所すら分散させてしまおうぜ!という取り組みです。これを行うことで、一々コインチェックやビットフライヤーなどにログインせずとも取引が可能になります。ようは相対取引の事ですが、普及が遅れているとはいえ、一説ではどこかのタイミングでブレークスルーを果たし既存の取引の概念を更新するといわれています。

では分散型取引所とは具体的にどういったものかと言うと、イメージしやすいのは個人個人のスマホで稼動する取引所アプリです。たとえば今コインチェックやビットフライヤーやそれこそバイナンスのアプリを使っている方は多いと思うのですが、あれは操作は手元のスマホで行いますが動かしているデータはすべてコインチェックやバイナンスにある状態です。ですから、結局手元にあるアプリはコインチェックの自分のデータを操作するための機械に過ぎません。

これがDEXになると、そのアプリで行われる処理全てはご自身のスマホやハードウェアウォレットなどに保管したデータを操る事になります。そのため、今回のようにコインチェックが狙われた!となってもどこ吹く風状態です(但し、ハッカーのターゲットがコインチェックではなくあなたのアプリになるという別の危険性はありますが)

そう聞くと、いいじゃんと思う方もいらっしゃるかと思うのですが、個人で資産を管理、動かすことは責任は全て自分で受けるという事です。

例えば資産を保管するハードウォレットに関して言えば、個人の秘密鍵情報を忘れてしまうと取り戻せない事になりますし、DEXで間違ったアドレス宛に送ってしまっても取り戻せません。もちろん、自身のPCの管理を疎かにして知り合いなどに操作され勝手に送金されてしまっても何も言えません。完全に個人の裁量・責任になります。その辺りは表裏一体という所です。個人で管理するのも面倒臭い、けれども取引所に預けて危険な目に遭うのも嫌だ、という事は現時点では通用しません。

既存の有名DEX(取引所)

という事で、個人管理でも問題点はありますが、選択肢が増える事は単純に良いことかなと思いますので、自分自身で管理したい場合の各公式アプリをご紹介します。

・イーサデルタ
EtherDelta公式サイト
・オープンレジャー
Openledger公式サイト
・ウェーブスライトクライアント
Waves Lite Client公式サイト
・ゼロックスプロジェクト
0x Project公式サイト
・カイバーネットワーク
Kyber Network公式サイト
・インディースクエア※カウンターパーティーベースのアプリで、取引所とも連動します。
Indiesquare公式サイト
・クリプトブリッジ
CryptoBridge公式サイト

まとめ

上記のDEXは日本語対応があったり、無かったりバラバラです。つまり、DEXはまだまだ未成熟でブラッシュアップされていない状態なのですが、これが整備され使いやすくなると飛躍的に利用者を伸ばすと思います。なので、現時点では利用せずとも知っておくだけで普及時に対応しやすくなると思います。

また、0xプロジェクトやWaves、カイバーネットワークなどはDEXでありながらトークンとして流通していますので購入可能です。今後に向けて仕込んでおくのもありかもしれませんね。

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