FUDとは?吹き荒れるネガティブ話の信憑性

仮想通貨のような金融商品に限らず、現実世界の様々なシーンにおいて、実は飛び交っているFUD「Fear(恐怖)Uncertainty(不安)Doubt(疑念)」
いわゆる大衆操作の手法の一つとして利用されています。

もちろん、というかむしろこの手法は法制度が追いついていない仮想通貨の世界では積極的に活用され、価格操作に利用されまくっています。

そこでここでは、改めて仮想通貨において吹き荒れているFUDを考えてみます。

FUDの主な狙い

仮想通貨市場においてのFUDの主な狙いは大別すると以下の通りかと思われます
1.ポジショントーク
2.仮想通貨市場潰し
3.アクセス数稼ぎ

①ポジショントーク
これに関してはそのまま自身の持つポジションを優位にしたいがために行われます。主に空売りを行っている人・組織が仕掛けており、特定の通貨のネガティブな噂または仮想通貨市場全体を攻撃する事で価格を下げさせます。興味深いのは仮想通貨ではビットコインが下落するとアルトコイン全体の価格が下がりますので、FUDの対象として仮想通貨自体を否定するという行為がある事です。仮想通貨を買っていながら(信用買いではありますが)仮想通貨は終わると言うのですから、不思議な光景だと言えます。

②仮想通貨市場潰し
仮想通貨が人気を獲得されると困る方々がいます。主にその他の金融商品でビジネスを行っている方(広義では証券会社や銀行、場合によっては政府も含みます)が自身の既得権を保持したいがためにFUDを流します。特にビットコインなどは非中央集権でありコントロール出来ませんので、彼らからすれば厄介な存在だと言えるでしょう。

また、仮想通貨はITの革命でもあるため金融界のみならず他の業態からも注視されています。例えば昨年クラウドファンディングのキャンプファイアがICOをCOMSAで実施するしないで結局しなかったという事がありましたが、これなどは典型的でICOによる資金調達が主流になってしまえばクラウドファンディングなどは大ダメージを受けてしまうため、彼らも危険視していると見て良いでしょう。同様の例はこれからも増えて行くと思われます。仮想通貨決済を取り入れたECサイトがアマゾンを倒す日が来る、かもしれませんよ。

③アクセス数稼ぎ
仮想通貨は新しい技術で、ほぼ全ての人にとっては未知の世界になります。それゆえ、価格も大きく動きますし大きく稼ぐ人も出てきます。つまりはスキャンダラスで、刺激的な存在なのです。

これはつまりアクセス数を稼ぐには格好の材料で、人々は肯定的な記事より否定的な記事の方がエンゲージが高いという点からも、仮想通貨で攻撃的で否定的な記事を書けば書くほどメディアは存在感を知らしめる事が出来ます。ゆえに仮想通貨を面白おかしく扱いアクセス数を稼ぐためのFUDがあります。

狡猾な手法と例

FUDは一見すると正当な形で表現されます。もちろんそれが正しいという場合もありますので一概にネガティブキャンペーン=FUDとは言えないのですが、とにかく深層心理に植え付ける訳ですから狡猾な方法で訴求してきます。

例としては以下のようなものがあります
・犯罪と結びつける
・法律と結びつける
・他の国の情報を出す

この中でも特に悪質だと思われるのが他国の情報を出すという手法です。

仮想通貨は世界通貨ですので、他の国の出来事が大きく値動きに影響します。そのため、トレーダーは自国のみならず他の国の情報も探りますが、一般の人々はそこまでのリテラシーはありませんし、行いません。そうした状況を利用して他の国の信憑性の薄い記事をピックしそれを大きく化粧させてネガティブな情報を流します。

さらに言うと時系列を操り、過去の規制の情報をあたかも今起こっているかのように引っ張り出してくるというやり方も見られます。

基本的に、他の国の記事は言語の壁もありますし、真偽を探るのは容易ではありません。そのためFUDでは一番多く利用される手法です。

まとめ

FUDがバンバン効きまくる背景として、まだまだ未成熟な市場という事が挙げられます。下げたところで仕込みたい層もいますので単純に破壊だけが目的で無い場合もあります

そうした様々な思惑が渦巻く中であるからこそ、情報の取捨選択が重要になる訳ですが、残念ながらFUDは現時点では大きく作用するという側面も忘れてはならず、いかに馬鹿げた取るに足らない内容でも警戒はすべきだと思います。自分が捉える事と他が捉える事を見極めた上で動く事が重要です。

コラムの関連記事
  • 仮想通貨とFUD
    FUDとは?吹き荒れるネガティブ話の信憑性
  • バンクエラ
    バンクエラ売れ残り分が分配される!気になる上場後の価格予想
  • クリプトカレンシーズ
    CC銘柄で考える2018年今後の「再」予想
  • 仮想通貨勝ち方
    余剰資金で仮想通貨取引をやる事の超有効性
  • ICOバンクエラ
    いま配当型トークン、バンクエラを買うべき理由
  • 仮想通貨下降トレンド
    【仮想通貨】下落トレンド時の立ち回り方について
おすすめの記事
株価と連動する?仮想通貨市場の噂
ニュース
ビットコインの下落が止まりません。1月以降の下落トレンドにより本日深夜に一時72万円まで落ち込みました。その後反発して80万円付近まで戻しま...
2018年1月仮想通貨イベントまとめ
ニュース
仮想通貨はイベントで大きく値が動く事が多々あります。思わぬビッグサプライズにより上昇したり、煽るだけ煽って内容が大した事が無く大暴落と、イベ...